過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/04/03(日) 17:37:49.01 ID:f/1U2MCOo
「まず、そのゲームって誰視点だ?ヒロイン振った男か?それとも別の男か?」
「ぁ……えっと、別の男ね。このシーンは第3者視点
……というかヒロインの回想シーンみたいなものだけど」
いきなり痛いところをついてくる。
実際はヒロイン視点……わたし視点なのだ。
この答えはある意味嘘だろう。ギリギリのところでセーフかも知れないが。
「ふむ……それじゃあ、次だ。そのヒロインはどんなキャラだ?」
「ぅ……」
なんとも答えづらい質問だ。
邪気眼厨二病でぼっち体質……というのがもっとも正解に近いんだろうけど。
「あー、まだその辺固め切れてないのか?だったら、そうだな……
友達は多いほうか?そういう重要なイベントがあったときに相談できる友達がいるとか、
そういう要素のあるなしで大分違うんだが」
「……友達は……多くはないわね……むしろ少ないほうだわ……けど……」
自分の交友関係を思い返す。
初めてのオタク友達の沙織。
高校に入って初めてできた友達の瀬菜。
ゲー研の仲間たち。
そして……これから友達であり続けられるのかはわからないけれど……
あの兄妹。
「大事なことを……本音で語り合える友達は……いる……と、思うわ」
「そうか〜」
部長は衣類をしまい終えると、窓から外を眺めていた。
月を見ているのだろうか。
なかなかキャラに似合わないことをする人だ。
「それじゃ、もう1つ質問だ」
部長はいつの間にか入れていたコーヒーを持ってわたしに出してくれた。
そしておそらく彼のものであろうトレーナーを、わたしの肩にかけて
「それのヒロインは」
もう1つの質問をしながら、わたしの頭にタオルを掛けた。
ふわりとやさしい香りがする。
柔軟剤だろうか。本当に意外だ。
トレーナーからも洗剤独特のあの香りがする。
それと混じって男性特有の……部長の匂いがした。
「そのフラらた男のこと……諦めてるのか?」
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