過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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3: ◆49H2QUBi7VEi[sage saga]
2011/04/03(日) 14:34:47.32 ID:f/1U2MCOo
ああ、やっぱりダメね。

少しでもあの人のことを思い出すだけで涙があふれてきてしまう。

まるで昔に戻ったみたいだわ。

一人で立つことができないなんて。

これも全部あの人に縋ることを

人に甘える心地よさを

安心感を知ってしまったからだ。

ほかでもないそれを教えてくれたその人に、

わたしがその『場所』にいること拒否されてしまったのだからやるせない話だ。


久しぶりにあの人から会おうという連絡があった。

カレンダーを見てすぐにわかった。

国立大学の合格発表日。

合格したのはほぼ間違いないだろう。

これでまた……いえ、今まで以上にあの人と遊べる。

そう思ってあの人に会いに行った。

けれど……そこであの人から言われたことは……。


「……あの子たち心配するわね」

時計を見るともう7時を過ぎていた。

とはいえ、今すぐ帰ってもあの子達の前で普段どおりに立ち回れる自信はない。

とりあえず今日は遅くなることを上の妹にメールしておく。

「とりあえず……9時までには戻れるようにならないと……くちゅん!」

両手でブレザーの上から方を抱える。

さすがに3月上旬はまだまだ冷える。

真冬から比べれば少しずつ暖かくなってきているけれど、

冬服や毛布を片付けることはまだまだできそうにない。


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