過去ログ - 黒猫「まったく、とんだクソゲーだわ」
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◆49H2QUBi7VEi
[sage]
2011/04/29(金) 22:59:12.31 ID:ZEfyVaGMo
撮影がひと段落して小休憩の時間。
桐乃から話がくるかとおもっていたら、意外な人間から声をかけられた。
「どうぞ」
「あら、悪いわね」
「いえ、お手間を取らせてしまいますから」
「……そう」
ビッチ2号……新垣あやせからレモンティーの缶を受け取る。
彼女は自販機とにらめっこして自分の飲み物を選んでいた。
「……話というのはあの女のことかしら?それとも……?」
「……最近、桐乃とアニメとかゲームの話をするようになりました」
「あら、意外ね?あなたはどんな理由があれ、ああいうのには近寄らないと思っていたのに」
「それじゃあ……いつまで経っても桐乃の”本当の親友”になれませんから」
ずいぶん徹底した考え方だ。
たしかに桐乃の”本当の親友”になるのなら、こちら側のことも理解しないといけない。
「まあ、あなたがオタク化してるなんてことはどうでもいいわ。
それで?あの女のことじゃないとしたら、私なんかに何の用かしら?」
「…………お兄さんのことです」
息が詰まった。
なぜこの女が”そのこと”を?
いや、桐乃の話から私と彼のことを聞いていたのかもしれない。
でもこのタイミングでこの女がそのことを聞いてくる理由がわからない。
桐乃がこの女に喋った?
ありえない。
だったら今日この場に、こんな面倒なことをしてまで私に会う、私と話をする機会を作る理由がない。
もし”そのこと”をほかに、しかも先輩の知人でもあるこの女に喋れるくらいなら
もっと早くに私と会って、話をしているはずだ。
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