過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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172: ◆x8SZsmvOx6bP
2011/05/29(日) 19:24:59.70 ID:qUlQrufGo
シエル「……調べれば調べるほど、新しいことが見つかるわ。
    いったいこの小さな体のどこに、こんな力が……」

 薄暗い部屋にカタカタとキーを叩く音だけが無機質に響きわたる。
 シエルは16012号と向き合い、その力を新しいエネルギーに利用するための研究にいそしんでいた。

16012号「ミサカの体はそんなに不思議ですか、とミサカは我を忘れ数時間も研究に没頭するあなたに問いかけます」

シエル「あら、もうそんなに時間がたってる?
    ……いけない、そろそろ一方通行やアルエットが戻ってくるころね」

 はっとした顔をすると、シエルはすぐさま立ち上がり、机に背を向け準備を始める。
 コーヒーカップの触れ合う音が聞こえ出すのを確認して、16012号は小さくため息をついた。

16012号(これはとんでもない所に来てしまったのかもしれません、とミサカは一人浮かない表情を見せます)

 一方通行の予言どおりにいじくりまわされてしまった自分の体をいたわりながら、
これならばネオ・アルカディアに捕らわれていたほうが楽だったのではないか、と16012号は若干の後悔の念に駆られていた。



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