過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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179: ◆x8SZsmvOx6bP
2011/05/29(日) 19:32:47.53 ID:qUlQrufGo
 シエルの研究室が彼女の私室を兼ねていたのと同様に、ここは動力室を兼ねたものらしい、
と一方通行は最初に訪れたセルヴォの研究室を眺めて思った。
 部屋の中はシエルのそれよりもさらに殺風景で、ベース内のエレベーターを制御する機械やら、
レプリロイドのメンテナンス用の機械やらが並んでいるだけで、あとは鉄クズが放られているだけだ。

 部屋の奥で椅子に座ったまま、セルヴォは一方通行から受け取ったものをしげしげと眺めた。
 
セルヴォ「ふむ、これが例の光る十の武具……ゼットセイバーか」

一方通行「光る十の武具のことを知ってンのかァ?」

セルヴォ「ああ、有名な話だからね。現代に伝わる、英雄たちの力のこもった武器といえば。
     ……しかしそれがこういったものだとは知らなかったがねぇ」

 一方通行がセルヴォに渡したもの――
 ――それは正確にいえばゼットセイバーではなく、ゼットセイバーの『柄』のみだった。

 ハルピュイアとの戦いを終えベースに帰還した一方通行は、右手に何かふっと力が抜けてしまったような感覚を覚えた。
 それに驚きすぐさま手元を確認すると、あの時振るった猛威が嘘のように、
ゼットセイバーの刃の部分はきれいさっぱりと消え失せ、柄だけが残っていた。

 その柄には出力用を操作するスイッチのようなものは見当たらないし、いくら力を込めてみても全く反応が無い。
 そこでレプリロイドだけでなく武器の構造にも明るいというセルヴォにゼットセイバーを見せることにしたのだ。



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