過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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191: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/06/04(土) 19:11:39.65 ID:XqKhg3Cbo
 次に訪れた司令室――すなわちルージュとジョーヌも役には立たなかった。
 
ルージュ「ジョーヌ!! あなたさっきから文句ばっかり付けてきて、白だの黒だの桜だの乙女だのってふざけてるの!?
     大体あなたはいつもいいかげんなのよ!! この間も転送座標の入力を間違えそうになってたじゃない!!」

ジョーヌ「何よ!! そんなこと言ったら、ルージュの立てる作戦のシミュレーションだって!!
     一見緻密に計算されて完璧なプランに見えるけど、入力パラメータをちょっといじっただけで全然役に立たないじゃない!!」

一方通行「…………」

アルエット「あのー、えーっと……
      これ、私たちのせいなのかなぁ……」

 どうしてこうなったのだろうか。
 初めは二人とも16012号の名前のアイデアをいくつも出していたはずなのだが、気づけばとめどない口論へと発展していた。
 当初この二人は息の合ったコンビなのだとばかり思っていたのだが、どうやらそうでもないようだ。
 ルージュはお堅い性格、一方ジョーヌは少々ゆるい頭をしているようで、仕事のない時は喧嘩ばかりしているらしい。
 
 喧嘩するほど仲がいい、とは言うが、これは一体いかがなものだろうかと一方通行は次回からの転送にいささか不安を覚えていた。

一方通行「……もう、行くぞォ」

アルエット「ご、ごめんなさーい!!」

 結局芳しい成果は得られぬまま、二人は脱兎のごとくその場から立ち去るしかなかった。
 ルージュとジョーヌの口論は、それからまだしばらく続いたそうだ。


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