過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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192: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/06/04(土) 19:12:30.00 ID:XqKhg3Cbo
ごめん、>>191はなしで



 司令室の扉が閉まると、それまでうるさく耳に響いていた舌戦は打って変わって聞こえなくなった。
 こんなおんぼろなベースなのに、それなりの防音は出来るらしい。

アルエット「はぁ……皆、あの子の名前なんてどうでもいいのかなぁ」

 とぼとぼと歩きながらがっくり肩を落とし、アルエットがつぶやく。

一方通行「……別に、名前なンてどうでもいいじゃねェか。
     何でオマエはそンなことにこだわってンだァ?」

 たかだか一体のサイバーエルフの名前など、実際どうでもいいのではないかと一方通行は思っていた。
 そもそも昨日今日入ってきた顔も知らない奴の事なのだから、真剣に考えられるほうがどうかしている。
 アルエットがなぜこれほどまでにムキになるのかはわからないが、
どうせ子供の考えることだしすぐに飽きてしまうだろう、という位にしか考えていなかったのだ。

 しかし、それがどうやら違うようだと気付かせのは、不意に自分の体が何かにぶつかったことだ。  
 その何かとはまさしく、立ち止りうつむいたままのアルエットだった。 

アルエット「私の、アルエットって名前はシエルおねえちゃんがつけてくれたんだ」

 一方通行が声をかける前に、アルエットの口からぽつりと言葉が漏れる。 

アルエット「それまで私には名前がなかったの。
      ……『IDL-119』ってせいぞうばんごうならあったけど」

 一度堰を切ってしまえば、その勢いはとどまることを知らかった。


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