過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
1- 20
195: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/06/04(土) 19:17:12.11 ID:XqKhg3Cbo
アルエット「……わっぷ!」

 もう少しで前のめりに倒れるかというところで、アルエットは一方通行に受け止められる。
 しかしそれは体全体を包まれるような温かい方法ではなく、空いていた左の腕で頭をつかむような、乱暴な方法だった。
 その勢いで一方通行はわしゃわしゃとアルエットの髪をなでまわす。

 ――やはりそれは人のものと寸分の違いもない質であった。

一方通行「オマエはどうしたいンだァ?」

アルエット「えっ?」

一方通行「何も他人に聞くこたァねェ。
     オマエが教えてやればいいじゃねェか、アイツの『生まれてきた理由』……アイツの名前をよ。
     オマエはあの16012号にどンな風に生きてほしいって思ってンだ?」

アルエット「私が、思ってること……?
      
      ……うん、決まったよ、あの子の名前!!
      ね、あくせられーた、シエルお姉ちゃんのとこに戻ろう?
      あの子に早く教えてあげたいの!!」

一方通行「……おォ」

 再びアルエットに舞い戻った笑顔を見て、一方通行も幾分緩んだ表情を見せ、二人は連れ立って元来た道を歩んでいく。
 
 
コルボー「…………」

 ――しかしその影で一人の青年レプリロイドが息をひそめていたことに、まだ二人は気づいていなかった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
515Res/385.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice