過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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225:1 ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/07/02(土) 21:48:27.66 ID:kjSIuZ/f0
一方通行「ったく、何でどいつもこいつもやることが派手なンだかなァ」

 ほぼ大破し黒煙を上げる軍用ヘリに近づいてその姿を眺めると、一方通行は前回のミッションを思い出した。
 同時に、あれだけの大きさの列車をすべて駄目にしてでも自分を倒そうとした男の顔が思い浮かぶ。
 ネオ・アルカディアとはよほどイレギュラーに恨みがあるらしい。

コルボー「一人で歩ける?」

「はい、大丈夫です。
 助けに来てくれて、本当にありがとうございます……!!」

 顔をくしゃくしゃにしながら、唯一の生存者がコルボーに肩を支えられジープへと乗り込んでいく。

コルボー「ちょっと狭いけどなんとか全員乗れそうですね。
     さあ、こんな所さっさとおさらばして彼に治療を……
     
     ……一方通行さん?」

一方通行「…………」

 すでに自分以外の全員が乗車しても、一方通行は振り返りもせず、遠い東の空の向こう――
 
 ――ネオ・アルカディアの方角を見つめていた。
 
一方通行「おい、一応聞いとくが……このヘリはどうやって手に入れたんだァ?

「へっ? そ、それは、警備が手薄になったのを見計らってネオ・アルカディアの軍から……」

一方通行「……だろォな」

 どうせそんなことだろうと思っていた、と口には出さず、一方通行は大破したヘリの扉の部分をそっと撫でた。
  
 ミッションの説明を受けてからずっと気がかりだったこと。
 それはいったいどうやってネオ・アルカディアにつかまっていた彼らがこんなところまで逃げ出すのだろうか、ということだ。
 必ず何かしらの移動手段となる車や、飛行機が必要になってくるはずなのだ。
 しかしそれはどこかから奪うでもしなければ、単なる捕虜である彼らにそうやすやすと手に入る代物ではない。



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