過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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298: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/08/25(木) 23:47:03.05 ID:SuWkU4kSo
 年の頃は15、6であろうか。
 体の大きさこそ一方通行とそう変わらないものの、その顔つきは大分幼く見える。
 
 というのも、大きく曲げられた口角、それを取り締まる真っ白の鉢巻き。
 さらに白地の空に燦々と輝く日の丸シャツにこれまた真っ白のマントをはおっているのだ。
 
 これでは世界を守るために戦った英雄、というよりもむしろ――

削板『俺の名前は削板軍覇!! 学園都市第七位のオトコだ!!』

 ――ただのガキ大将と言ったほうが正しいだろう。

一方通行『…………』

削板『あ、あら? んだよ、昔のことはなーんも覚えてねえって言うか丁寧に自己紹介してやったのに……
   あの“超電磁砲”のねーちゃん、嘘つきやがったのか?』

 じっと睨みつけたまま喋らない一方通行を見て不安を覚えたのだろう、目の前のむさ苦しい男は頭を掻きむしりながらつぶやく。

一方通行『……本当にオマエが第七位なのかよ』

 しかし一方通行がものを言わなかったのは、単に彼のことを『それ』とは認めたくはなかったからだ。
 超電磁砲といい、なぜLEVEL5とやらは誰も彼も子供のような姿をしているのだろうかと思いつつつも、
その言葉の端々から、彼のことを第七位――すなわち自らを散々苦しめた『ソドム&ゴモラ』の能力の正体と納得せざるを得なかった。

 なぜなら、自分が記憶を失っていることを超電磁砲から聞く、ということは光る十の武具か、
彼女がサイバーエルフなったことでネットワークにより通信可能になった『妹達』にしか不可能なことなのだ。


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