過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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332: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/09/28(水) 23:58:22.62 ID:b21Yeo0lo
【MISSON.4:『正体不明』を追え】

 眼前に迫るは、ぼやけた、気の滅入るような青色のみ。
 一方通行とコルボーだけがかろうじて入るような窮屈な小型潜水艇に身を詰め込んで、
それでも『コルボーチーム』と名のついた二人は淡い太陽光で白む海底を進んでいた。

一方通行「……おいコルボー、その沈ンちまった学校っつーのはいつになったら見えてくンだァ?」

 一方通行は今すぐ能力のスイッチを入れてこの場から飛び出したい衝動を必死に抑えながらも、
そのはけ口代わりにと舵を取るコルボーの非を鳴らす。

コルボー「大体この辺りって話なんですけどねえ……」

 だがそのコルボーもこの狭さに当てられてか、投げやりに返事をするばかりだ。
 
一方通行「この辺りって……もうずっと同じ景色じゃねェかよ」

 申し訳程度に前方に設置されたモニターは避けるべき障害物を移すほどの役にしか立たない。
 そもそも本来はベースのオペレーターからのガイドを受けながらミッションを遂行するべきはずのところだが、
サイバーエルフ反応を追跡するためのエネルギーすら残っていないといわれては、現場としてはたまったものではなかった。

 この視界の不明瞭さが海水汚染から来るのか、単にかなり深さにやってきたということを意味するのかはわからないが、
少なくとも目的地に到達するまで今しばらくかかりそうなのは確かなようだ。

一方通行「つーか、前にもこンなことなかったかァ……?」

 それがデジャヴの類ではないことに薄々感づきながらも、一方通行は来るべき二つの邂逅に想いを馳せていた。

―― 一つはネオ・アルカディア四天王の一人『妖将』レヴィアタンとの。

そしてもう一つ――

――『正体不明(カウンターストップ)』という、どこかで聞き覚えのある名。



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