過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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337: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2011/09/29(木) 00:03:06.22 ID:gfipPGEfo
一方通行「しっかし、この様子じゃ例の学校がどこにあるかなンてわかりゃしねェンじゃねェのか?」

 そもそも目的地――『正体不明』の反応があったという、旧制度の学校に当たる場所――が、
周囲の瓦礫同様に崩壊していない保証などどこにもない。
 むしろその学校だけがぽつねんと残っていることのほうが不自然である。

コルボー「…………」  
 
一方通行「あン……? おいコルボー、聞いてンのかァ?」

 傍らのコルボーの反応がないことに気づき、そっぽを向いていた一方通行は思わずそちらへ目をやる。
 するとコルボーは、舵を固く握り、見開いた目で前を向いたまま絞り出すように声を出した。 

コルボー「……案外すぐにわかりましたよ、一方通行さん」

一方通行「……?」

 その言葉に思わず一方通行はコルボーの視線の先をたどっていく。
 そしてその先数十メートルに、仰々しい刻印の刻まれた巨大な潜水艇を見た時――

一方通行「なるほどなァ……コイツはわかりやすい」

 ――コルボーも、なかなか肝が据わってきた――と、
顔面を蒼白にしながらも冗談を言えるようになった横の男を見て、一方通行は小さく口角を捻じ曲げた。

 
 ネオ・アルカディアの軍勢はすでに幾隻もの艦隊となって、
『正体不明』を捕獲せんと第七学区の学校へと集結していたのだった。



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