過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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361: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:23:01.58 ID:7V0Vbqm5o
 相手が存外派手な攻撃をしてくれたおかげで生まれた隙を、彼が見逃すはずはない。
 一方通行は反射の手ごたえを確認し、すぐさま後ろへ振り向いた。
 
一方通行「おい、早く逃げろォ!!」

 とにかく最優先すべきことは、彼女を――おそらくは『正体不明』そのものであるところのものを――
敵の手から逃れさせることだ。

 だが、そう考えて声を張り上げた後に一方通行が見たものは、
先ほどまでの冷静なそれとは打って変わった少女の表情だった。

  『……イヤ』

一方通行「……はァ?」

 両手で頭を抱えうずくまるその少女の表情を、端的に、一語で表現するとすれば――

  『イヤアアアァァァァァッ!!!!!』

 ――『恐怖』という言葉が符合するであろう。



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