過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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389: ◆x8SZsmvOx6bP[sage saga]
2012/01/06(金) 23:57:52.51 ID:iCz+yrRBo
ルージュ『そ、そうですよね……まさか、そんなわけありませんよね……』

一方通行『とにかく俺は最上層へ向かう。
       ナビゲート、頼むぜェ』

 そう言って、彼は天井に空いた大穴を見上げた。
 太陽光が漏れだしているところを見ると、どうやらこの建物の屋上をも貫かれているらしい。
 レヴィアタンの持つ『フロストジャベリン』の威力の高さに舌を巻きつつも、
一方通行は大きな跳躍で、彼女に続いてその穴から最上階を目指し始めた。


 気になることはいくつもあった。
 まず一つは、彼女、正体不明が本当にあの『ダークエルフ』などという存在であるのかということ。

 一方通行は、御坂美琴の言った言葉を正確に記憶している。
 ダークエルフは幻想殺しによって倒されて今はもういない、と。
 仮にネオ・アルカディアの一般市民が知らぬとしても、百年前を実際に生きた者が、
ダークエルフが実は生きているなどという歴史的な重要事実を知らぬわけがない。

 ――レヴィアタンは、何者かに騙されている。
 証拠など何もないが、一方通行はなぜかそう確信していた。


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