過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]
2011/04/25(月) 00:50:10.37 ID:5e/kp7tuo
アルエット「そうだよ、あくせられーたって百年以上も生きてるんでしょ?
らすとおーだーのこととか、なんにも覚えてないの?」
一方通行「それは……」
そうアルエットに言われ、ぐっと詰まるのは今度は一方通行の順番であった。
百年生きているとはいえその大部分は意識などないし、その前のことも記憶にない。
つまるところ一方通行の人生とはこのレジスタンスで始まった慣れない生活だけなのだ。
一方通行「……知らねェな。
第一、そいつの特徴とか何もねェのに名前だけで思い出せるわけねェだろォが」
投げやりにそれだけを言って、一方通行は再びコーヒーを口元へ運んだ。
しかしその思惑とは裏腹に、アルエットが間髪をいれずに答える。
アルエット「……確かに、そうだよね。
らすとおーだーはね、茶色くて、短い髪で……
あっ、そうそう!!
自分のこと、『ミサカ』って言ってたよ!!」
一方通行「……『ミサカ』、だと?」
一方通行のカップをもつ手が、一瞬停止した。
『ミサカ』――その三文字に、一方通行は少ない記憶をたどっていく。
そして、一つの言葉にたどりついた。
『ミサカはずっとあなたの中にいるから……』
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