38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:32:59.95 ID:EJh7FIYpo
C「また、会ったわね」
男「会いたくて会った訳じゃないさ。むしろ、嫌なくらいだよ」
C「そう……でもこれから会う機会は増えるでしょうね」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:35:37.86 ID:EJh7FIYpo
C「私は何も知らないわ。あなたが知るまで知らない」
男「……っ」
まさか、心の中で思った事に返事されるとは思ってもみなかった。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:36:35.34 ID:EJh7FIYpo
男「……とりあえず、君にはもう何も聞かないでおくよ」
C「そう。別にいいんじゃないかしら」
Cはどうでもいいように答えた。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:37:34.49 ID:EJh7FIYpo
いや、何を言っているんだ。
だってAはさっき、自分を掴むなと叫んでいた。
俺が掴んでない以上ここには誰かがいた事になる。
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:38:41.77 ID:EJh7FIYpo
男「……なんでYさんの事を……?」
C「あなたが知っているからよ」
それだけ答えると、Cは黙り込んでしまう。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:39:55.69 ID:EJh7FIYpo
K「大分良くなったみたいだね」
俺が職場につくと、Kは開口一番にそう言った。
男「ああ。もう何ともないよ」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:40:35.56 ID:EJh7FIYpo
Yさんの顔はどことなく赤らんでいた。
Y「あ、あの!」
口を開いたYさんは、目の前に二枚の紙を出して見せる。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:41:33.73 ID:EJh7FIYpo
……そうか。
そういえば、明日は祝日だったな。
などと考えていると、足にわずかな痛みを感じる。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:43:03.61 ID:EJh7FIYpo
貰ったチケットを見ると、それは最近TVで話題になっている映画のチケットであった。
たしか、恋愛映画だったような気がする。
原作が少女マンガだなんだだと、TVで言われていた。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:43:58.24 ID:EJh7FIYpo
帰りは電車に乗る事にした。
やはりタクシーは高くついてしまうし、お菓子の補充もしなくてはならなかった。
相変わらず人はいなかったし、Aも煩かったが目を閉じてやり過ごした。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:45:59.22 ID:EJh7FIYpo
家に着き、自分の部屋戻ると不思議な事が起こった。
いつもスーツをかけてあるハンガーから声がしたのだ。
そしてその声はつり革のAを想起させるものだった。
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