42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:38:41.77 ID:EJh7FIYpo
男「……なんでYさんの事を……?」
C「あなたが知っているからよ」
それだけ答えると、Cは黙り込んでしまう。
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:39:55.69 ID:EJh7FIYpo
K「大分良くなったみたいだね」
俺が職場につくと、Kは開口一番にそう言った。
男「ああ。もう何ともないよ」
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:40:35.56 ID:EJh7FIYpo
Yさんの顔はどことなく赤らんでいた。
Y「あ、あの!」
口を開いたYさんは、目の前に二枚の紙を出して見せる。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:41:33.73 ID:EJh7FIYpo
……そうか。
そういえば、明日は祝日だったな。
などと考えていると、足にわずかな痛みを感じる。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:43:03.61 ID:EJh7FIYpo
貰ったチケットを見ると、それは最近TVで話題になっている映画のチケットであった。
たしか、恋愛映画だったような気がする。
原作が少女マンガだなんだだと、TVで言われていた。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:43:58.24 ID:EJh7FIYpo
帰りは電車に乗る事にした。
やはりタクシーは高くついてしまうし、お菓子の補充もしなくてはならなかった。
相変わらず人はいなかったし、Aも煩かったが目を閉じてやり過ごした。
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:45:59.22 ID:EJh7FIYpo
家に着き、自分の部屋戻ると不思議な事が起こった。
いつもスーツをかけてあるハンガーから声がしたのだ。
そしてその声はつり革のAを想起させるものだった。
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:47:33.64 ID:EJh7FIYpo
C「こんにちは……いえ、こんばんは、ね」
やはりCもいる。
男「君らがなんで僕の部屋にいるのさ!?」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:48:35.16 ID:EJh7FIYpo
男「頼む……教えてくれ」
傍から見たら非常に奇妙な光景だろう。
しかし、そんな事を気にする余裕はもうなかった。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:49:45.52 ID:EJh7FIYpo
俺にはもう信じる他に選択肢が無かった。
男「ああ、信じるよ……」
C「そう……」
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/04/06(水) 03:50:38.88 ID:EJh7FIYpo
リビングでは妹がテレビを見ながらソファーに寝転がっていた。
妹「あ、兄ちゃん、おかえり……ってまた顔色悪くなってるし……」
男「ああ、ちょっとお酒を飲みすぎてね。それより……」
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