28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/05(火) 21:34:25.31 ID:fSFgerMo0
・・・・・・
女賢者「…はっ!?」
スライム「やあ、気分はどうだい?」
女賢者「」カチャ
スライム「待ってよ!昨日君はボクの仲間になるって言ったのに戦おうとするのかい?」
女賢者「そんなの嘘に決まってるじゃない!」
スライム「そうか…それは残念だよ。せっかく君に魔法を見せてあげようと思ったのにね。」
女賢者「(ま、魔法!?あの失われた呪文がこのスライム一匹が使えるの!?)」
スライム「(よしよし、ここまでは予定通り興味を持ってくれたね。たぶん次に言ってくるのは…)」
女賢者「み、見せ…ううっ…(見せてっていってまた昨日みたいなことされたらどうしよう…)」
スライム「(昨日トラウマ急のものを作ったんだっけ…まあたぶん放っておいたらこのまましばらくの間黙り込むだろうし…)」
「…見たいかい?」
女賢者「うん!」コクコク
スライム「じゃあ一回だけ見せるよ…『サンダー』!!」ピリリリ
女賢者「わあああ!!勇者じゃないの雷が使える!これは間違いなく魔法!」
スライム「(子供のように喜んで…いやよく見てみると本当に子供じゃないか!勇者め、こんな子供まで仲間にするとは!)」
「…で、仲間になってくれるかな?」
女賢者「ん…目的は何なの?」
スライム「(嘘をつくしかない…か)勇者の役に立ちたいから勇者とは別のルートで魔王を倒そうとしているのさ。」
女賢者「…もう2度とあんなことはしない?」
スライム「ああ、もう2度としないよ」
女賢者「わかった。面白そうだしあなたの仲間になる」
おんなけんじゃが なかまに くわわった!
スライム「…さてこれで第一の障害が突破できたね。」
スライムA「…ん?第一の障害って何だ?」
スライム「『人間の町に入る』だよ。これでボク達の武器や防具を揃えられたり魔物に襲われることに怯えながら寝ることも少なくなる。」
「勇者の情報も集められるしね。」
スライムA「なるほど…で、魔王を倒すって本当なのか?」ヒソヒソ
スライム「ボクは魔王に恩なんて感じてないから勇者を殺す過程で倒すことになるかもね」ヒソヒソ
スライムA「マジかよ…ま、いいけどな!魔王を倒すスライムってのも悪くない!」
スライム「かなり努力しないといけないけどね…自己紹介が遅れたね。僕はスライムだよ。昨日はあんな乱暴なことをしてすまなかったね」
女賢者「私は女賢者。2度としないなら許すよ」
スライムA「俺はスライムA、スライムの友人だ。」
スライム「…よし、自己紹介も終わったしまずは町を目指そう!」
賢者、スラA「おおっーー!!」
ここからボク達の奇妙な冒険が始まったんだ・・・
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