5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2011/04/06(水) 21:29:54.36 ID:NulqwpEK0
スピードはカテゴリー4か、それとも3。
しかし、スペシャルカテゴリーの存在である少女にとっては、何ら問題なかった。
タイヤを蹴る、それだけの動作で十分だった。
おそらく最低でも1000キロはあるであろう車体が大きく宙を舞い、後ろで鉄が潰れるような音がした。
これで撃退完了―――あとは『ジャッヂメント』とかいう組織が後片付けしてくれるだろう。
目線先には、自分と同じくらいの少女が走ってきていた。
―――なんとなく、標的と容貌が被っていた。
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