過去ログ - 「――最悪の魔女の手下、その役割は救済」
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36:>>1[saga]
2011/04/09(土) 17:08:06.30 ID:cxN7JW7+0

使い魔は、ぐ、と力を込め、壁に思い切りぶつかる。
彼女は最悪の魔女の使い魔。
結界を破り、外に脱出するのは容易にできた。

「さて、と……うまくいけばいいんだけど」

そうは言っていても、使い魔には、ある種の確信があった。
まどか以外の犠牲は厭わない彼女が、わざわざ巴マミと魔女の交戦を避けたのだ。
巴マミを放置し、まどかに危険が及べば戦闘する。
その方が簡単な方法であるのに。

だから、問題は無い。
彼女たちはきっと、協力することができるだろう。

巴マミという仲間を持ちながら、まどかの契約を防ぐのに適したポジションに位置する。
今までの世界と比べて、良好な展開であるのに間違いは無い。

勿論、巴マミが生きることによって障害も発生する。
だが、それを超えなければ、主の願いは果たし得ない。

まだまだ、困難は始まったばかりだ。
だが、一つの大きな壁は超えられた。

使い魔は満足げに、病院をあとにした。



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