過去ログ - レイラ「さようなら、真賀田博士」
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1:偽ミステリ『リルぷりっ』最終回記念[saga ]
2011/04/09(土) 02:39:32.45 ID:bjkclqc70
・クロスSS
・元ネタは明言しません。気になった方に調べてもらえれば本望。
・レイラが主人公となっており、かなりの補正とオリジナル設定が加えられています。
では。
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「もしかしたら36525枚じゃないかもしれない」
おとぎの国の女王さまが、新しい衣装カードをくれた。彼女たちの周囲に浮かび上がる、三次元的配列のそれを見て、魔ペットのドラゴン、リョクが言った言葉。
『一日一枚着ても、百年はもつぜ』
『それだと、単純計算で36525枚だね。たったの33.2キュービックで足りちゃうよ。もっとあると思うな』
「一日一枚、百年でそう計算したけど、よく考えたらわたしたち三人組だから、109575枚なのかも」
ちなみにそれだと48枚キュービックだね。そう言って、少女ははあどけなく笑った。
彼女の魔ペットであるヤマネは、何か難しそうな話をしてるですぅ、以上の感想もなさそうにビスケットをほおばっている。
「ダイちゃん、ちょっと食べすぎだよ」
「ああぅ、ひめさま殺生なぁ」
ビスケットをつまみあげ、何か憂うような視線を机に向ける。
そこに置かれた控えめながらも趣味のいい封筒には、流麗な筆跡で『高城レイラ様』と書かれていた。
『招待状 真賀田四季』
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/09(土) 02:41:05.76 ID:BvaBFfU/o
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/09(土) 02:44:39.86 ID:bjkclqc70
「ちょっと教授! 真賀田博士からの招待状なんていつもらったの!? ていうかこんなところにほったらかしにして!」
ツタの蔓延る――室内にまで蔓延る洋館。中学生の女の子が、黒い背広をまとってソファに転がる大きなゴキブリに興奮気味に喋りかける。
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