過去ログ - レイラ「さようなら、真賀田博士」
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123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2011/04/22(金) 17:29:01.12 ID:Rh4RDPr10
一瞬にして復旧。

しかしそれは、今までとはあらゆる意味で違っていた。

「空が……」
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2011/04/22(金) 17:29:28.31 ID:Rh4RDPr10
「さようなら、真賀田博士」


125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2011/04/22(金) 17:30:49.25 ID:Rh4RDPr10
「さようなら、お姉ちゃん」

真賀田四季のその答えに、レイラは悲しそうに笑った。

ずっとあとからついてきていたこねこが、ふい、とどこかへ歩き去る。
以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:32:57.71 ID:Rh4RDPr10
海図は海底図に自動更新され、完璧に等しい航行プログラムも復旧した。
自動的に船が、最適な内圧を保ちながら浮上していく。

「…………」

以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:43:59.92 ID:Rh4RDPr10
「さてと……。
 説明を求めるような野暮は致しますまい。
 どこで降りられるおつもりですかな……真賀田博士?」

煙と共に――こねこが消えた。
以下略



128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:47:25.71 ID:Rh4RDPr10
船は何事もなかったかのように巡航を終え、それぞれの町へ寄港した後に、太平洋側へ姿を消した。

海上保安庁の記録によると、その未登録船がレーダーから消失するまでの間に、甲板ハッチから離陸した二つの機影が確認されたという。

一つはハリアー、もう一つは、真っ赤なスポーツカーだった、そんな噂は、すぐに忘れ去られていった。


129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:49:53.17 ID:Rh4RDPr10
「…………」

「先生、先生?」

「僕は……どうして彼女に呼ばれたんだろう」
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:51:06.65 ID:Rh4RDPr10
「ありがとう、あかり。助けてくれて」

「ううん、わたしは何にも……沙羅こそ、守ってくれてありがとう」

「……」
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:52:58.38 ID:Rh4RDPr10
「どうして真賀田博士は小さくなってたのかなあ」

「……そうだね、ちいさくなってた。言ったでしょ、最後の夢なんだ……博士の」

「レイラ……」
以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/22(金) 17:57:07.86 ID:Rh4RDPr10
船から降りてからというもの、ツタの這った洋館に棲みつくゴキブリはますますその生態を謎多いものにしていった。
セ・シーマの名探偵食い倒れ紀行に締め切り通り無難な船のグルメリポートを寄せてから、一度も出てこない。

「これは聖戦よ」

以下略



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