過去ログ - レイラ「さようなら、真賀田博士」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/09(土) 17:41:09.55 ID:bjkclqc70

「船のシステムを見せてもらえますか。何か分かるかもしれない」

「玖渚なら一応そういうのが専門なんですけど……あいつ、夜まで起きないと思います。
 起きたら、あいつにも見せてやってください」

「じゃあ、わたしが手伝うわ」

犀川と萌絵、そして沙羅とあかりがコントロールルームへ向かう。

夢水は部屋にこもってしまった。御子神ハルカも娘たちを連れて自室へ戻った。高城レイラたちも一緒らしい。


「ああ……彼女だ。これは、復旧はしばらく無理でしょうね」

扉を開いた瞬間、脇のコンソールをちらりと見て犀川は言う。

ディスプレイには黒をバックに、赤い文字が立体フォントでくるくると回転していた――

『RED MAGIC ver.10.00』

しばらくDDOS画面を見ていた沙羅も、お手上げといった風情で首を振る。

「僕の部屋の端末から、このネットワークへアクセスできるようにできますか。
 一応、解析をしてみましょう」

室長は参加者全員の端末にアクセス権を譲渡すると約束した。
明らかな殺人が起こっている現状、かなり杜撰な管理ともとれるが、彼がそれだけRED MAGIC を理解しているのだ、と犀川は一人で合点した。



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