過去ログ - 上条「そうだ! バイトしよう!」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/09(土) 17:14:08.32 ID:VRz3SURDO
上条「それでこれから俺はどうしたらいいんですか? やっぱり掃除とかですか?」

神無「そうね。だけれど、まずは制服に着替えてもらわないとね。確か男性用のがこのロッカーに……」ガサゴソ

上条「あ、モップ――」

上条がて慌てて神無に声をかける。

神無「え?」

もしも時を止められるのであれば、この先の事態を回避出来たかもしれない。しかし残念ながら上条にその能力は備わってはいない。

神無「あ、」

神無はモップを踏んだ。

従業員の誰かが使って何気なく壁に立てかけたモップに、神無は足を乗せたのだ。

そして体重が乗る。ズイっと体重が乗った足が地を滑る。

神無「う、」

皆さんは軸足に体重の乗らなかった時の末路をご存知だろうか?

雪国に住む人はそれが分かるだろう。その“どうしようもなさ”に。

その事例は第六位である彼女も例外ではない。結局は人の子なのだ。

そう。結果は同じ。

神無「へぇ!」ビターン!

上条(見えた!)

上条「あるから足元に気をつけてと言いたかったんですが……」

神無「30秒前に言って欲しかったわ……」

上条「ははは……」

上条(もしかしてドジっ娘か?)

神無「不可抗力!!」

上条「え?」

神無「これは不可抗力だから!!」

上条「そうなんですか? どう見てもドジ――」

神無「不 可 抗 力 だ か ら ! !」

上条「……」

神無「ここに、モップあるから!!」

上条「そうですね」

神無「あるから!!

上条「分かります」

神無「あ、あるから! ここに!」

上条「見れば分かりますって」


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