過去ログ - 上条「偽物ばかりのこの世界」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)
2011/04/09(土) 18:07:03.57 ID:33C9Y8UAO
からん。飲み干した缶コーヒーの空が転がった。
三百八十円のお釣りを弄りながら上条は、いつも通るあの公園への道を歩いていた。

「不幸だ……」

晴れ渡った空には似つかわしくないほど、いつもの彼にも増して、どんよりとした空気が漂っていた。
ふと気が付くと上条は自分のポケットが震えている事に気が付いた。
取り出した携帯のディスプレイには家。とだけ表示されている。

「禁書目録か、どうしたんだ?」

返事はない。ただ、受話器からはカナミンとおもしき、声が聞こえてくるだけだ。

「禁書目録?」

「当麻。早く帰ってきて。はやくして欲しいかも」

ようやく聞こえてきた禁書目録の声に上条は胸を撫で下ろす。

「あぁ、早く帰るよ。大人しく待ってろよ。禁書目録」

「わかったよ」


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