過去ログ - 紬「最終駅へ」
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135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage]
2011/04/11(月) 00:56:59.10 ID:AqJVGLcgo

菜々子「静花はね・・・、私と出会った時からあんな性格だから・・・人が寄り付かないんだよ」

紬「・・・あんな性格?」

菜々子「あんたは人をちゃんとみるから気付かないんだろうね」

紬「・・・」

菜々子「傲慢で我がままで高飛車で性格も口も悪くて・・・ちっとも素直じゃない」

紬「・・・」

菜々子「私と一番最初に交わした言葉が
   『あら、あなた私とお友達になりたいんですの?どうしてもっていうならよろしくてよ』
    だよ、それから大喧嘩。お互い波長が合わなくてさ、高校卒業するまでずーっとケンカしてた」

紬「・・・」

菜々子「生まれ持った性格なのか、育った環境がそうさせたのかは知らない」

紬「私と最初に出会った時は・・・」

菜々子「それじゃ、後者なんだろうね。静花は自分に接してくる人に壁をつくるために性格を曲げたんだろう」

紬「・・・それは・・・寂しいです」

菜々子「・・・でも、そうしないと守れないものもあったんじゃないかな」

紬「守れないもの・・・?」

菜々子「それは分からない。私と静花は常にケンカしていたから、そこまで読み取れないよ」

紬「・・・」

菜々子「そんな静花が恐れる事が一つあるんだよ。それが理由で降りた」

紬「・・・それは」

菜々子「・・・・・・」

紬「・・・聞かせてください」

菜々子「・・・ふぅ・・・・・・」

紬「・・・」

菜々子「琴吹グループがカーシグループを今の状況に追い込んだ」

紬「――ッ!」

菜々子「・・・」

紬「・・・ぁ・・・・・・」

菜々子「静花は紬ちゃんにそんな顔をさせたくなくて、見たくなくて降りたんだ」

紬「・・・っ」

菜々子「・・・辛いだろうけど、乗り越えてくれ。そうしないと会わせられない」

紬「・・・っ!」

菜々子「悪いけど、私が出来ることはここまでだ・・・」ガタ

紬「・・・」

菜々子「じゃあね」

スタスタ



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