152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage]
2011/04/11(月) 01:17:21.19 ID:AqJVGLcgo
風音「・・・」
紬「・・・ゴロウちゃん楽しそう」
風音「はい・・・。やっぱり人間の住むところでは窮屈みたいです」
紬「きっと強く生きていけるわ」
風音「・・・そうだと・・・いいです」
紬「・・・」
風音「まだ・・・してあげられる事が・・・あったはず・・・です・・・・・・」
紬「たくさんもらったんじゃないかしら」
風音「・・・よく分からないんです」
紬「風音さん・・・」
風音「人間の手で親を失って、人間に拾われ、人間に育てられ、人間に捨てられるんです」
紬「そんな・・・」
風音「事実・・・です・・・」
紬「・・・」
風音「そして人間に近づかないように恐怖を与えられるんです・・・与えないといけないんです・・・っ」
紬「・・・」
風音「それが・・・私の・・・最後の・・・役目・・・」
紬「・・・っ」
風音「叩いてでも・・・っ・・・蹴ってでも・・・」
ギュウ
紬「うん・・・」
風音「それでもっ・・・ゴロウには・・・生きていて・・・欲しい・・・からっ」グスッ
紬「風音さんの想いはきっと届いているわ」
風音「ごめっ・・・なさい・・・こんな事・・・言うつもりじゃ・・・」ボロボロ
ギュウ
紬「いいの・・・、今は・・・時間の許す限り見守りましょう」
風音「はい・・・っ・・・」グスッ
紬「風音さんはゴロウちゃんと一緒に強くなったんじゃないかしら」
風音「強くなれたでしょうか・・・」
紬「えぇ・・・、じゃなかったらここに私たちはいないわ」
風音「え・・・?」
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