過去ログ - 青髪ピアス「カミやん、『スクール』って知っとる?」
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611: ◆oEZLeorcXc[saga sage]
2012/02/17(金) 21:44:10.32 ID:YAYzLbNm0

土御「………姫神の血におびき寄せられたのか?」

上条「姫神を迎えに来たって言ってた。本当かどうかは知らないけどな」

土御門はその言葉に上条と同じ疑問を覚える。

土御「迎えに来た?」

上条「ああ。そう言ってた」

土御「………少なくとも無視できるような存在じゃないというわけか」

上条「ああ」

返答に少しだけ迷いがあった。

上条はおそらく土御門が自分と同じ事を考えたんだと理解した。

誰もが疑問を感じるはずだ。


吸血鬼が吸血殺し<ディープブラッド>を求める矛盾。


ただそれを深く考えている時間はない。

土御「引き上げたという事は一度仕切り直してくるはずだ。強引な手段に出るとは考えにくい」

上条「多分、な」

土御「とりあえずカミやん、青ピと合流して姫神の護衛を頼む。その間に俺と海原で調べれるだけ調べてみる」

上条「頼んだ」

土御「じゃあ、行くぜよ。姫やんも心配してるだろうからにゃー」

上条「ああ」

歩き出した土御門の背を見ながら上条は自らの無力さを痛感する。


魔術については何も知らない。

全ての異能を掻き消してしまう自分の右腕の能力を考えればある意味当然なのだが上条には魔術の知識がない。

故に感覚でしか物事を語る事ができない。


上条(土御門がさっきのヤツと会ってれば何か分かったのかもしれないな)

自分の無知さが歯がゆい。

10万3000冊もの魔道書を持った彼女の近くにいたと言うのに何も進歩できていない自分が。




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