過去ログ - 唯「たからくじ!」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/12(火) 18:02:46.75 ID:NYV5XGfA0

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 翌朝、お姉ちゃんの髪をとかして送り出す。
 このあたりはずっと変わらない。

 お姉ちゃんも、大学一年生のとき一人暮らしをして、自分のことは自分でできるようになったけれど、
 私に任せる方が楽だし、落ちつくらしい。

 お弁当だって私が作るし、朝は私が起こす。
 エッチをしてお姉ちゃんの気持ちがやわらぐなら、何度だってする。

 私にできることはなんだってする。
 お姉ちゃんに身も心もささげて、全部の労力をお姉ちゃんのためにつかう。

唯「そじゃ、いってきまーす」

 それはお姉ちゃんも同じだ。

 お姉ちゃんを笑顔にするために私が頑張るように、
 お姉ちゃんも私を笑顔にするために頑張ってくれる。

憂「いってらっしゃい、お姉ちゃん」

 そして今日も私たちは笑顔のまま、玄関を境界にして離れた。

憂「……さて」

 子供のいない私たちには、もう掃除と買い物ぐらいしかすることがない。
 昼まで時間をかけて、丁寧にお掃除をすることにした。



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