30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/14(木) 20:08:29.90 ID:7k69ZAWm0
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和ちゃんの家は診療所の裏手にある。
医者の住む家にしては小さめだけれど、これから稼いで増築していくと話していた。
古い作りのインターフォンを鳴らすと、入っていいわよと声がした。
不用心だと思いながら、玄関のドアを開けて上がらせてもらった。
和「いらっしゃい、二人とも」
中は几帳面な和ちゃんらしくよく整頓されている。
掃除も行き届いているみたいだ。
唯「和ちゃん髪伸びたねー」
和「そうかしら? ……まあ、そうかもしれないわね」
昔は襟までだった髪は今は肩まで伸びている。
和ちゃんはちょっと鬱陶しそうに、首にかかる髪を払った。
憂「いやなら切っちゃえばいいのに」
和「このほうが都合いいのよ。患者もうちを選んでくれるし、まあ男うけもね……」
唯「和ちゃん、30までにはなんとかしようね」
和「いいのよ別に……やっていけるし……」
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