過去ログ - 唯「たからくじ!」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/12(火) 18:00:58.37 ID:NYV5XGfA0

唯「もし、わたしたちのどっちかが男の子だったら、どうしてたのかなあ?」

 お姉ちゃんの声はアルコールのせいで揺れていた。
 けれど真芯があって、そこだけは真剣味を帯びている。

憂「……お姉ちゃん、お酒足りてないんじゃない?」

 私は体を起こすと、グラスを掴んだ手を口元に運んだ。
 半分ほど残っていた酎ハイを口に流し込むと、少しだけ飲みこんだ。

憂「ん」

唯「……へへ、ごめん」

 お姉ちゃんは笑いながら起き上がると、
 私の目をじっと見つめ、それから目を閉じ、くちびるを近づけてきた。

 私もじわりと歩み寄って、くちびるを合わせる。
 力の抜けた柔らかいキスだった。

 お姉ちゃんの首に抱き着くよう腕を回しながら、舌を押し込んでいく。

唯「んっ……」

 小さな声を漏らすとともに、お姉ちゃんがわたしの舌を吸いはじめる。
 舌を橋にして、酎ハイがお姉ちゃんの口に渡っていく。

 おいしいかな。


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