36:アスカ「私なりの愛ってやつよ」
2011/04/13(水) 23:54:28.63 ID:nYXsbXrS0
僕はため息をついた。
「ねえ綾波。アスカは敵が多いから、しばらく身を隠した方がいいと思うんだ」
「そう」
綾波さんはクスっと笑った。
「私も手伝う」
○
僕はこの半年間、ただ一人の親友であったアスカの苦境に際し、惜しみない援助をすると申し出た。
「君は退院しても酷い目にあうんだろう?」
「火を見るより明らかだわ」
「じゃあ、ほとぼりが冷めるまで匿ってあげるよ。費用は僕が持つから」
アスカは疑るような目で僕を見た。
「どういう魂胆?私は騙されないわよ!」
「君も少しは人間を信じる心を持った方がいいよ」
「アンタに言われたくない」
「いいから僕に任せてよ」
「何でそんなに助けたがるのよ?」
○
僕はにやりと笑みを浮かべた。
「僕なりの愛だよ」
「そんな汚いもん、いらないわ」
「バカシンジ!」
彼女は答えた。
終わり
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