37: ◆qE9xJWndOc
2011/04/23(土) 17:49:01.92 ID:7jfBIhe90
QB「大丈夫さ、まどか。さっきのは些か強引だった気もするけれど、彼女は悪い子じゃない。少なくとも二人で得たグリーフシードを独り占めするような子じゃないよ」
まどか「うん、それはわかってるよ。だって……私を助けてくれた。見ず知らずの魔法少女なのに」
QB「じゃあなぜ君はそんなに迷うような顔をしているんだい?」
まどか「……だって私。あの人のこと、忘れちゃいそうで」
まどかを導き、最期のその瞬間まで全てを守り抜こうとした――まどかにとって、始まりの魔法少女。彼女の記憶が日に日に薄れかかっていることにまどかは気が着いていた。
QB「それは仕方ないさ。彼女の記憶はそのうち完全に消えてしまうだろう。前にも言ったと思うけど、彼女は魔法少女だった。だからワルプルギスの夜が過ぎ去ったこの世界では彼女の存在はなかったことになるし、彼女のことを覚えている人間なんていなくなってしまうよ。もちろん僕も、君だってね」
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