27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/05/06(金) 02:22:24.57 ID:d6rmYWQAO
静止した闇の中で和は言葉を失っていた。
自身の心臓の鼓動すら警鐘に思えて、彼女の心を落ち着かせるものなど一つも無い。
この状況をどのようにして説明付けようか。
脳は無意味に足掻くも思考の糸は絡まるばかりだった。
紬「ようこそ地獄へ」
疑念でごった返す和の脳内が紬の一声で水を打ったように静かになる。
いつの間に抜け出したのだろうか、紬は和の手元を離れて彼女の真後ろに立っていた。
不敵に微笑む紬の肌は不気味なほどに青白く、まるで死人のようだった。
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