過去ログ - リト「最近モモと寝るのが日常的になってきた・・・」
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130: ◆4DrlQdLM3M[sage]
2011/04/30(土) 04:30:45.09 ID:OWi0GNx/o
部屋を覆う煙が濃くなっているような気がする。
幸いにして足元を覆う煙は薄く大きな破片も余り落ちてはいないので、慎重に歩けば危ない事は無かった。
それでも時折何かに躓いてしまったのは、単純に焦りによるものだろう。
リトの、そしてモモの安否を心配する気持ちが、ナナを急かしている。

ナナ「リトー！モモー！」

二人の名を呼ぶ。
返事はなかった。
それ程広い空間でもない。
二人に意識があれば、聞こえているはずだ。

ナナ「無事なら・・返事しろよぉ！」

ナナの呼びかけに返る言葉はなく、やがてしずまり返った室内で聞こえてきたのは、

「ん・・・ふぁ・・・」

ナナ「・・・・モモ？」

言葉にもなっていない苦悶の声だった。
声の質に、ナナは何か普通ではない気配を読み取ったが、それを気にするよりも身体は自動的に声のする方へと動いていた。


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