過去ログ - 球磨川『魔法少女？』 -SS速報VIP

過去ログ - 球磨川『魔法少女？』

↓ 1- 覧 板 20

2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 05:55:52.98 ID:G0qUTX3go

「やれやれ、人間っていうのは本当に脆い存在だね。
もっとも、おかげで僕がエネルギーを回収することが出来ているんだけれど」

やや離れた位置で吹き起こる爆風を見ながらキュゥべえは心の中で呟いた。

以下略

3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 05:57:49.18 ID:G0qUTX3go
『……まさか空から女の子が降ってくるなんてことが本当にあるなんて思わなかったよ』

格好つけてキャッチしようとしたが失敗して少女の下敷きになっている球磨川禊が呟く。

『もしもーし？大丈夫ー？パンツ見えてるよー？』

以下略

4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 05:58:57.32 ID:G0qUTX3go
『こういう厄介事に巻き込まれるのは僕みたいな敵役（マイナス）じゃなくて、主人公（プラス）のような奴の役目じゃないのかなあ」

状況にそぐわない能天気な声を上げてみる。
返事はなかったが、代わりに前方から飛んできた巨大な火の玉が球磨川に直撃した。

以下略

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:00:04.26 ID:G0qUTX3go
そう推測した球磨川の腹に風穴が開いた。
流れ出る血が制服を真っ赤に染めた。
棘のような物が腹突き出ている。後ろから刺された様だ。
振り向くと霞んだ視界に炎を纏ったサボテンにも似た異形の生物が映っている。

以下略

6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:01:01.57 ID:G0qUTX3go
キュゥべえは目に映った出来事が理解出来なかった。
彼は感情を有にしないため、動揺や焦りのような物はない。
ただ、ただ、目の前の光景が理解出来ない。

「マミはまだ到着していない。この近辺には他に魔法少女もいない。なのに、魔女がやられるなんてわけがわからないよ」

以下略

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:02:46.69 ID:G0qUTX3go
『ジャンプ買いに来てこんな目に遭うなんてどっかの幻想殺しも吃驚の不幸だよ』

球磨川は無数の螺子により跡形も無く消え去った異形の生物を背に決め台詞を放った。

『しかし今のはなんだったんだろう。誰でもいいから説明して欲しいよ』

以下略

8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:03:54.84 ID:G0qUTX3go
『おいおい、幻覚の次は幻聴？これはいよいよ病院に掛からないといけないみたいだよ』

彼はどことなく嬉しそうだ。

「残念だけど、君が経験していることは全て現実だよ」

以下略

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:04:48.48 ID:G0qUTX3go
『まさかコレが喋ってるなんてこと無いよね？』

球磨川はしゃがみ、目の前の生き物を指差す。

「コレって言うのは酷いなあ。僕の名前はキュゥべえ。さて、話をし――」

以下略

10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:06:05.63 ID:G0qUTX3go
「まさかいきなり殺されるとはね。僕もこの星に来て長いけれどこんな経験は初めてだよ」

先ほどと変わらない声が響いた。
振り返ると新しいキュゥべえが自分の死体を食べていた。

以下略

11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/17(日) 06:07:21.61 ID:G0qUTX3go
「それじゃあ単刀直入に聞こう。魔女を倒したのは君かい？」

『言ってることがわからないよ、キュゥべえちゃん。魔女って言うのはさっきの化け物のこと？』

「当たり前じゃないか。まさか本当に何も知らないのかい？」

以下略

813Res/227.33 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ