過去ログ - さやか「さやかちゃんイージーモード」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage ]
2011/04/17(日) 16:49:18.51 ID:CxPl+XYro
 衝撃と耳鳴り、次いで痛みだった。 平手打ちを食らったのだ。
 美樹さやかは痛む頬を押さえて、同棲相手である上条恭介を見上げた。

「これっぽっちじゃ足りないじゃないか」

 左手には、一万円札が握られている。
 彼女から手渡された金だ。

「ごめんね、今月はもうそれだけなんだ…」

 さやかは頬を押さえて、俯いたまま、

「バイト先で、給料の前借りを頼んでみるから」

 と言った後、頬を張られて尻餅をついた体勢から立ち上がって、
 アルバイト先のコンビニに行く準備を始めた。

 恭介にはその動作が酷くのろいものに感じられて、彼はまたこの従順な幼馴染を引っぱたきたくなった。
 最近、とにかくイライラする。相手が男だろうが女だろうが、人を殴りたくなるときは、いつも大抵、そういうどうでもいいような理由からだった。


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