過去ログ - さやか「さやかちゃんイージーモード」
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(愛知県)
[sage ]
2011/04/17(日) 16:54:01.94 ID:CxPl+XYro
―ある日、バイトから帰ってくると、恭介の様子がおかしくなっていた。彼は天井を見て、よだれを垂らしながらなにやら呟いていた。
『大きな星が、点いたり消えたりしている…アハハハ…大きい!
彗星かな?いや違う、違うな…彗星はもっと、バァーって、動くもんな!』
『恭介、ねえ恭介、どうしたの!?』
さやかが肩を抱き、揺さぶると恭介は気怠そうにさやかの方に向き直り、ああ、さやかか、おかえり。そう言った後、まるで別人のようにしゃべり始めた。
『さやか、僕は気付いたよ。音楽はね、生まれるんだ。図太いのが生まれる。生まれるんだよ、さやか。
そしてそこからね、削り出すんだ。だけど難しいことじゃない。僕くらいになるとね、分かるんだ。ねえ聞いてる?分かるんだよ。
どこをどうやって削り出せばちゃんとした音楽になるのか、僕なら分かる。僕は作曲家になるぞ!演奏は無理でも、僕なら素晴らしい音楽を削り出せる。
いいかい?彫刻みたいにね。すべての芸術は、同じようにして生み出されるんだ。僕はやるぞ!この芸術家になるクスリを使って、僕はやるぞ!』
さやかが唖然としてその様子を見ていると、恭介はポケットから赤や黄色の錠剤が入った瓶を取り出して蓋を開け、
そこから三錠ほど取り出して、ラムネ菓子でも食うように噛み下した。
『キクゥ―――――っ!!』
奇声を発して恭介が倒れた後、さやかは恐ろしくなってそのクスリをゴミ箱に捨てた。
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