48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/04/21(木) 16:44:11.04 ID:tGrQ2dEfo
「先輩は強いなぁ……私、こんなに弱くってさ……」
少女の目から流れる涙が、屋上のコンクリートを幾許か濡らす。
「これから先、私もあんなふうになっちゃうんだろ?」
「ああ、そうさ」
マミの首もとにいるインキュベーターは、淡々と言った。
何もかも諦めきった彼女の顔は、どこか自然にその言葉を受け入れたようだった。
「先輩、最後のお願いなんだ。
私を殺してくれないかな?」
少女の、最後に正しいと思った願いを、最も信頼した巴マミに言った。
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