84: ◆4Wz3boX9ho[sage]
2011/04/20(水) 23:25:34.67 ID:k0fhzKUe0
帝国暦239年 8月30日午後5時47分
副長「各点検作業完了いたしました」
艦長「ほらね、なんとかなったでしょ?」
副長「本当にギリギリですけどね」
航海長「まぁ、慣熟訓練以外の出航というのも久しぶりですし・・・・・・」
艦長「んじゃ、機関始動」
副長「艦橋から機関室へ機関始動」
しばらくした後、少しの振動を伴い低い音が伝声管から伝わってくる
副長「艦長、機関始動いたしました」
艦長「よろしい、係留索離せ!」
副長「係留索離せ」
艦長「碇上げ!機関両舷微速前進」
航海長「了解、機関両舷微速前進へ」
自転車のベルのような軽い音を立てて計器盤が動くと
夕日が照らす港を『アドミラル・ビュコック』はゆっくりと進み始める
航海長「左舷監視員注意!タグボートをひき潰すなよ?」
副長「航路上に障害物なし」
艦長「よろしい、面舵10機関そのまま」
航海士「面舵10」
副長「タグボート接舷、進路変わります」
左舷からタグボートが艦を押し、ビュコックじいさんは港外へと向けられる
艦長「航海長、後は任せる」
航海長「はっ、機関半速!走錨中の艦艇に注意せよ」
艦長と新しい艦は夕日の照らす中を、新たな旅に出た
305Res/170.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。