過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/18(月) 02:56:40.50 ID:hflxQzlu0
もっとも、百合子はさておきその手の話題に疎い当麻にとって、今現在の行動が、デートだという認識などこれっぽっちも無かったが。

「ここだと変なのに絡まれることもないし、ゆっくり気楽に遊べるってことか」

「そういうこと、今日はどれで遊んでく?」

「うーん……」

百合子の問いかけに当麻は、騒々しくライトを点滅させるゲーム台の山を見回しながら、自分の内ポケットにある心もとない薄い財布と相談する。
貧乏学生な彼にとっては、なるべく少ないコインでできる限り遊べる台で、そしてせっかく二人で来たからには協力プレイをしたい。
そう当麻が思案していると、ふと一台の、ド派手なスピーカーと床一面に矢印があるゲーム筺体が目に留まった。

「あれにしようぜ?」

「へー、ダンシングゲーム…矢印に合わせて歌って踊るゲームだね」

「これなら二人で楽しめんだろ?」

「うん、じゃあ、さっそくやろっ!」

DANCE DANCE REVOLUTIONと派手なネオン管で斜線に描かれた大文字のゲームの下で、二人は息を合わせて楽しげに踊る。
やりこんだ音楽ゲームマニアからすれば、素人丸出しで足を時々もつれさせる二人のダンスは、さぞ不格好で滑稽に映っただろう。
だが、無邪気に息を弾ませながら踊る少女と、それに合わせて踊る少年の姿は、そんな瑣末な見栄はどうでもいいと思えるほど、画面上のキャラに合わせて楽しげにステップを繰り返していた。

「あ〜、終わっちゃった」

「いやー、普段ダンスゲーなんてやんないから、足がもうパンパンですよ」



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