過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[age]
2011/04/24(日) 21:19:49.81 ID:OeTbKZhm0

「……! 俺は……私は……!!」

彼女の脳裏に、御坂の言葉が蘇える。百合子は、その言葉だけを頼りにして、死後硬直の様に固まっていた両脚を引き摺りながら、当麻の後を追い始めた。


――――――――――――――――


「……私、まだ生きてる?」

暫くの間気を失っていた御坂は、体に擦り傷を負いながらも、瞳を開いて瓦礫の上から月を見上げ、己が生きていることを不思議に思い、気の抜けた声を出す。

「無事だったようだな、御坂。ったく、一人で無茶しやがって……!」

「ど、どうしてアンタがここに……?」

その声が上条当麻であることを悟った御坂は、瓦礫から体を起こして、同じく瓦礫のせいで負った擦り傷だらけの彼の姿を不思議そうに眺める。

どうやらあの時、駆け付けた彼がとっさに瓦礫の下に押し込んで、自分を助けてくれたらしい。そう気付いた美琴は、自宅に帰ったはずの彼が、なぜここにいるかを問うた。

「お前と同じ理由さ。それより、悠長にくっちゃべってる時間はねーみたいだぜ?」

ふらつく御坂を抱えて立たせながら、当麻は厳しい表情で向こうを指差す。

「……! アイツ、アンチスキルを…!!」

御坂が彼の指先が指し示す方向を眺めると、そこには地獄が広がっていた。
先ほど御坂を殺しかけた巨大な機械の魔獣が、今度はアンチスキルの隊員達を次々と悪鬼の如く、全身の火器弾薬を持って甚振るように、一方的に攻撃し続けていた。
アンチスキルも必死に携帯のミサイルランチャーや銃器で応戦するが、その固い装甲の前に、全くダメージを与えられない。



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