過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/18(月) 23:14:52.73 ID:hflxQzlu0
「……それは、不思議な話ね」

「法則性、時間、いずれもバラバラ。正直なところ、いまだ犯人の特定ができてません」

「手詰まりってわけ、か」

「はい。ただ、それと関連してるどうかは不明なんですが、他にも奇妙な事件があったんです……」


――――――――――――――――


その後、御坂の後輩であり、風紀委員でもある白井黒子にサボりを発見され、引きずられながら仕事へと戻っていった初春。
一人とり残された御坂はひとまず会計を終えて、そそくさとファミレスから外にでる。
午後のやわいだ日差しの中、空をゆったりと雲が漂い、行き交う人々はみな平和ボケした顔をしている。
御坂にはとても、初春が言うような凶悪な事件が連日起こり、大変なことになっているとは思えなかった。
いつもならば事件に面白半分で調査に乗り出す御坂だったが、今の彼女は、さんざん打ちのめされた直後だけに気乗りがしない。

どうせ自分がちょっかいを出さずとも、あの優秀な後輩たちが所属するジャッジメントが勝手に解決してくれるに違いない。

そう結論を出した御坂は、先ほど聞かされた事件を頭の片隅へと追いやった。それよりも、今の彼女にはどうしても行きたい気になる場所がある。

「第七学区のゲームセンターね……今から、行ってみようかしら?」

行ってどうにかなるわけでもないが、ちょうど今、空にぷかぷかと浮かんでいる雲のように、なかなか所在すら掴めない白い少女の事を、御坂はいずれ叩きのめす為に少しでも詳しく知りたかった。






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