過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/19(火) 23:39:50.29 ID:STZBAtV90
ほどなくして第七学区の一角にある、とある古ぼけたゲームセンターまでやってきた御坂は、妙に薄汚れ、古臭いゲーム筺体ばかりが並ぶこの店の雰囲気に馴染めなかった。

「百合子って普段からこんな辺鄙なとこに通ってるのかしら? 正直、趣味悪いわね」

丁度午後も下り、本来なら学生たちでにぎわっているはずのゲーセンの店内はがら空きで、最初来たときは潰れているのかと御坂は勘違いしてしまったくらいだ。
きょろきょろと辺りを見回しても、どこにも百合子らしき少女の姿は無い。彼女がいないのならこんな場所に長居は無用と、御坂はすぐに足早に立ち去ろうとする。
その時、誰かプレイしているのか、派手な戦闘音が一つのゲーム台から響き渡り、座っている椅子の横から、白い絹のように透き通る特徴的な長髪が、シッポのように揺れ動いてはみ出した。

「って、本当に居た!?」

「だれ? ってなんだ、誰かと思えば御坂さんじゃない」

御坂が発した急な大声に気付いた白い長髪の少女、百合子は画面から外にひょっこりと顔を出す。

「なんだとは何よっ! ちょうどいいわっ、ここで会ったが百年目。今日こそ決着をつけてやるんだから!!」

「んー、私はアナタと戦うのも、いい加減マンネリで飽きてきちゃったんだよね」

「あ、飽きて……!?」

頬をぽりぽりと掻いて、あからさまにつまらげそうな顔を浮かべる舐め腐った態度の百合子に、思わず店内で怒髪天を衝いて雷を落としそうになる御坂。
その一歩手前で、百合子はグーに握った手をポンともう片手に叩いて、さも名案が浮かんだとばかりに口を開く。

「どうせなら、私が今やってるゲームで勝負しない?」

「このゲームで? なになに、電脳戦機バーチャロン…ずいぶんと粗いグラフィックね」




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