過去ログ - 助手「私ってもしかしていらない子ですか?」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2011/04/18(月) 05:21:23.14 ID:k0Glf3bq0

助手「副産物?」


魔導士「そうだ。俺たちが作りたいのは結界解除の魔法だが、明日発表する式には、
    新型結界魔法の式を組み込んである」


助手「新型魔法?それにどんな意味が?」


魔導士「一つ目の狙いは予算。テーマからは外れるけど、新型魔法だったら出来ましたよってアピールするわけだ」


助手「なるほど、その新型魔法が副産物ってわけですか。」


魔導士「うん、その通り。自分で言うのもなんだが、これが結構良く出来た魔法なんだよ。
    これでしばらくの間、最低限の予算は確保できる。テーマ外だが、一応成果を出したわけだからな」


助手「ほうほう。それで、他の狙いは?」


魔導士「実は組み込んだ新型魔法は、表向きは完全な式だが、一つ重大な欠点を仕込んでる。
    まあ、実際に使えばわかるけど、わざと複雑な式にしたから優秀な魔法使いにしか使えない。」


助手「あの…何言ってるかわからないんですけど……」


魔導士「まあ、聞け。魔法を研究する権利は、まずその魔法の発見者および開発者に与えられる。
    だから、この新型魔法を研究したければここに来るしかないわけだ」


助手「ふむふむ?」


魔導士「つまり、式の欠点に気づいたり、実際に使うことが出来た優秀な人間が、
    このチームに加わる。かもしれない。」


助手「人員の確保、という訳ですか?」


魔導士「そういうこと。でもここに来る可能性があるのは二人だけだと思ってる」


バサバサ



使い魔「その二人の様子を見てきたぞ」



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