過去ログ - 助手「私ってもしかしていらない子ですか?」
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(長屋)
[sage]
2011/04/18(月) 18:14:19.59 ID:k0Glf3bq0
魔導士は一瞬だけ悲しそうな顔をしてから、ふと助手の方を見た。
少し疲れているのだろう。どことなく気だるそうな表情だった。
魔導士「さて、昨日言った通り、今日からお前に魔法の知識を教える」
助手「ほ、本当ですか?」
魔導士「うん。でも、あまり浮かれるなよ。これが危険な技術であることに変わりはない。
より難しい魔法を使うことよりも、より正確に魔法を使うことを常に意識すること」
助手「はいっ」
魔導士「よし。じゃあ使い魔、あの本をこいつに」
使い魔「おう。持ってきたぜ」
狼の姿をした使い魔がくわえて来たのは、手帳のような本だった。
小ぶりだが、しっかりした拍子が付いていて、どこか不思議な雰囲気がある。
助手「これ、私にですか?」
魔導士「うん。魔法のメモ帳。プレゼントだ」
助手「わあっ!うれしいですっ!ありがとうございます。」
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