過去ログ - 助手「私ってもしかしていらない子ですか?」
1- 20
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2011/04/18(月) 03:58:41.38 ID:k0Glf3bq0

助手「お願いしますね。」


使い魔「よし、ちょっとこっち来い」


白い狼の姿をしたこの使い魔は、体を起こすと備え付けてある黒板のもとへと向かう。
そして、あくびをしながら人の形へと姿を変え、


使い魔「んじゃまず、この世界の端っこには何があるか知ってるな?」


助手「は、端っこにですか?」


使い魔「ああ、まずそこからか」


使い魔はしなやかな動作で白のチョークを持ち、一つ円を描いた。
人の姿での動きにもなれたこの高位の使い魔は、現在は銀髪の青年の姿をしている。
もっとも、この姿も数ある彼の姿の一つに過ぎないのだが。


使い魔「俺たちの世界を、ずぅっと上から見たらこんな感じなんだが」


助手「あ、知ってます!その円盤を二人の巨人が下から支えてるんですよね」


使い魔「そう言われてるな。だが、誰もそれを確認したことはない。なぜだと思う?」


助手「えっと、世界がとても広いから、ですか?」


使い魔「違う。この世界はお前が思ってるよりずっと狭い」


助手「え、えーっと……分かりません」


使い魔「この世界の端っこにはな、見えない壁があるんだよ。
そいつのせいで世界の裏側なんか覗けないんだ」


助手「壁、ですか?」


使い魔「ああ。俺とアイツは実際にその壁があることを確認してる」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
440Res/328.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice