過去ログ - 仁美「私、マミお姉様に一目惚れいたしました」マミ「えっ!」
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33: ◆Yvle9sODZk[sage saga]
2011/05/16(月) 04:12:11.46 ID:T/T2ObDeo
マミ「いえ、今もあの子も生きて魔女と戦ってるわ。
   ただ、私とあの子が小学校卒業して中学入学直前だったかな。あの子の父親が家族と無理心中してしまったの。
   そして1人だけ生き残ったあの子は、これからは魔法は自分だけの望みを叶えるために使うって言い出したの」

仁美「自分だけの望みを叶えるために?」

マミ「ええ、そしてあの子は魔法でお金を盗んだり万引きするようになった」

仁美「まあ……。それではお姉様はそれがきっかけでその方と対立されて?」

マミ「いいえ。その時は、良くないことだと何度も注意はしたけど本気で対立はしなかったわ。
   あの子は私みたいに両親の遺産があったわけじゃなかったし、やっぱりコンビを組んできた戦友だったから甘くなってたのかしら。
   ……でも、あの子が使い魔を倒すのをやめようと言い出した時に大喧嘩、いえ、殺し合いになったの」

仁美「あの、使い魔って何でしょうか?」

マミ「あら、ごめんなさい。まだ説明していなかったわね。
   さっき志筑さんが襲われていたのを例にすると、あの凱旋門みたいなのが魔女、そしてあなたに近寄って来ていた化け物が使い魔になるわね。
   魔女が生み出した使い魔は人を襲って力を付けていくと、やがては親である魔女と同じ姿になるの」

仁美「なるほど……では、その方は使い魔が魔女に成長するまで人々を見殺しにしようと?」

マミ「そういうことね。魔法少女にとって重要なグリーフシードというものがあるんだけど、それは使い魔は絶対に持っていないの。
   でも、魔女なら持っていることがある」

仁美「だから、『魔法は自分だけの望みを叶えるために使う』ですか」

マミ「ええ。もちろん、私はそんなこと許せなかったから、あの子と戦闘になったの。
   お互い重傷を負うまで戦いは続いたんだけど、やがてあの子は馬鹿らしくなったと言って見滝原から出て行ったわ。
   私はそれを止められなかった、いえ、止めなかったの……」

QB「そして今は、彼女は隣町で魔法少女をやっているね」


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