過去ログ - 殺戮の先の絶対能力者(レベル6)
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 19:14:59.83 ID:rpUb36e40
インデックスは上条の病室の前に立っていた。

できるだけ落胆した表情を見せないように、無理やり笑顔を作って入室する。

「とうまー!お見舞いに来たんだよ!」

「……」

医者の言うとおり、少年は何も反応しない。

窓の外を眺めているだけだ。

「あ、そうだ!お土産にりんごを持って来たんだよ!」

「……」

「早く退院してくれないと、とうまがいなくて寂しいかも」

「……」

「早くとうまの手料理も食べたいんだよ!」

「……」

「とうま…」

少年は一向に窓の外を眺めているだけで、身動き一つしない。

「また来るね、とうま…」

インデックスは静かに去っていった。

そのころ、例の操車場では学園都市第三位の女子中学生の遺体が発見されて大騒ぎになっているのだが、彼が知る由もない。



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