過去ログ - 殺戮の先の絶対能力者(レベル6)
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 20:00:46.00 ID:rpUb36e40
-贖罪への道-
「歯を食いしばれよ最強。俺の最弱は、ちっとばっか響くぞ!!」
その刹那、少年の拳は綺麗に”最強”の頬に決まった。
吹き飛ばされ、動かなくなる”最強”。
こうして、妹達は残酷な実験から解放されたのだ。
一人の”最弱”の手によって。
一方通行もまた実験から解放され、平和な日々を送っていた。
快復した御坂妹とも仲良く話せるようになり、それなりに充実した日々を送っている。
そして、今日は何故か御坂妹と買いものに行くはめになってしまった。
「こうして2人で歩いていると、なんだかカップルみたいですね。と、ミサカは頬を染めながら発言します」
「なァに訳分かンねェこと言ってやがンだァ」
「いくらなンでも、こンな会話、平和すぎンだろォ」
「…そうですね。と、ミサカは冷たく言い放ちます」
急に御坂妹の口調が冷たくなった。
驚いた一方通行が御坂妹を見ると、視線が刃物のように鋭い。
あの一方通行が後退りをするほどに。
「”あなたの現実”では、こんなに平和なわけありませんからね。と、ミサカはますます冷たく言い放ちます」
「い、いきなり、なンだァ・・・?」
「いつまでこんな甘ったるい夢に逃避しているつもりですか?と、ミサカは嘲笑気味に問いかけます」
そして御坂妹は、とどめと言わんばかりに言い放つ。
「いい加減、帰ったらどうですか?あなたが招いた、救 い の な い 世 界に」
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